1・2回生の皆さんへ 

倫理学専修の各教員は、それぞれ倫理学・哲学に関する専門的バックグラウンドを活かして、倫理学・哲学思想史、社会文化理論の研究指導にあたるとともに、現代社会の諸問題に関する独自のアプローチをさまざまに試みています。私たちにとって倫理学・哲学とは、すでに〈かたち〉となったものを習得し、使いこなすだけではなく、あることを〈かたち〉へとまとめていく、アクチュアルな思考の活動なのです。

哲学的に考えるということは、ただ本を読むだけでは身につきません。自分自身と他者に向かって説得的に論じていく対話/問題のプロセスが不可欠です。本専修では、こうした対話を実践するための、さまざまな教育プログラムが用意されています。

授業では、ドイツ近現代、フランス・英米の現代哲学を学ぶとともに、生命倫理、環境問題、科学技術、医療、教育などの現代の問題について考え、議論をします。大学院の臨床哲学の授業を受講し、新しい活動に参加することもできます。