大阪大学西洋史学研究室

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秋田 茂 (大阪大学大学院文学研究科 教授)

専門

イギリス帝国史、グローバルヒストリー

研究テーマ

イギリス帝国史・イギリス近現代史、アジア国際関係史、グローバルヒストリー

メッセージ

従来19-20世紀のイギリス史を帝国・コモンウェルスとの関係から研究してきました。特に、南アジア、東アジア諸地域と近現代イギリスとの関係を、政治外交史と経済史の両面から研究してきました。最近は、さらに考察の枠組を広げて、関係史の視点からグローバルヒストリーの構築に取り組んでいます。グローバル化が急速に展開する現在、一国史的な発想や西洋中心主義的な発想から自由になって、地球的規模での諸地域の相互連関を明らかにするグローバルヒストリーは、新たな研究領域として魅力的だと思います。大きな発想と豊かな創造力を持ちつつ、地道に史料分析を行いながら、みなさんといっしょに、グローバルヒストリーを考えていきたいと思います。

追加情報

主な研究業績

    著書
    1. (共著)村岡健次・木畑洋一編『世界歴史大系・イギリス史3』(山川出版社、1991年)、 505頁。第5章「帝国主義時代の到来」執筆、169-219頁。
    2. (共著)松田武・阿河雄二郎編著『近代世界システムの歴史的構図』(渓水社、1993年)、 240頁。第5章「第二次ボ-ア戦争とインド」執筆、109-137頁。
      [ほぼ同文を、『西洋史学報』19号、1992年3月に執筆、78-99頁]
    3. (共著)望田幸男・野村達朗・藤本和貴夫・川北稔・若尾祐司・阿河雄二郎編『西洋近 現代史研究入門』(名古屋大学出版会、1993年、増補改訂版・1999年)、490頁。
      第1章・第5節「イギリスと帝国-インド」執筆、43-47頁、378-380頁。
    4. (共著)歴史学研究会編『講座世界史5・強者の論理-帝国主義の時代』(東京大学出版会、1995年)、406頁。
      特論3「帝国主義批判の思想-ホブソンの『帝国主義論』を中心として」執筆、213-225頁。
    5. (共著)岡本明編『支配の文化史-近代ヨ-ロッパの解読』(ミネルヴァ書房、1997年)、320頁。
      第3章「ジェントルマン社会の変容と海外膨張-世紀転換期イギリスのジェントルマン社会」執筆、67-92頁。
    6. (共著)池田修監修、大阪外国語大学特定研究プロジェクトチーム編著『世界地域学への招待―大学院への研究案内』(嵯峨野書院、1998年)、462頁。
      Part4:地域研究の課題―ヨーロッパ・アメリカー「イギリス帝国史研究の射程」執筆、299-310頁。
    7. (共著)川北稔編『新版・世界各国史11・イギリス史』(山川出版社、1998年)、536頁。
      第8章「パクス・ブリタニカの盛衰」執筆、295-334頁。
    8. (共著)『岩波講座世界歴史18・工業化と国民形成 18世紀末―20世紀初』(岩波書店、1998年)、281頁。
      「論点と焦点:イギリス帝国とアジア」執筆、165-186頁。
    9. (共著)木畑洋一編『大英帝国と帝国意識―支配の深層』(ミネルヴァ書房、1998年)、284頁。
      第8章「植民地エリートの帝国意識とその克服―ナオロジとガンデイーの場合」執筆、179-200頁。
    10. (共著)Ray Dumett(ed.), Gentlemanly Capitalism and British Imperialism: The New Debate of Empire (London and New York: Longman, 1999), 234pp.
      Chapter 6:“British Informal Empire in East Asia 1880s-1930s: A Japanese Perspective”, pp.141-156.
      [ほぼ同文が、Discussion Paper, Suntory-Toyota International Centre for Economics and Related Disciplines, London School of Economics and Political Science(LSE), University of Lohdon, IS/95,287,1995 に収録されている]
    11. (共著)濱下武志・川北稔編『地域の世界史11 支配の地域史』(山川出版社、2000年)、361頁。
      第Ⅱ部・第2章「帝国と軍隊―イギリスの植民地支配とインド軍」執筆、176-212頁。
    12. (共著)川北稔・木畑洋一編『イギリスの歴史―帝国・コモンウェルスの歩み』(有斐閣、2000年)、302頁。
      第3章「パックス・ブリタニカの時代」執筆、115-167頁。
    13. (共著)川北稔・指昭博編『周縁からのまなざしーもうひとつのイギリス近代』(山川出版社、2000年)、301頁。
      Ⅲ・2「ネイボッブーその虚像と実像」執筆、161-184頁。
    14. (共編著)秋田茂・籠谷直人編『1930年代アジア国際秩序』(渓水社、2001年)、 330頁。
      「総論」(籠谷直人と共同)、5-15頁 および第11章「ジェントルマン資本主義と 東アジアー日本・中国の工業化に対するイギリスの認識 1890-1930年代」執筆、299-323頁。
    15. (編著)Shigeru Akita (ed.), Gentlemanly Capitalism, Imperialism and Global History (London and New York: Palgrave, 2002 forthcoming), 255pp.
      Introduction: from Imperial History to Global History, pp.1-18.
      Chapter 8: “The International Order of Asia in the 1930s”with Naoto Kagotani, pp.143-168.
    16. (単著)『イギリス帝国とアジア国際秩序―ヘゲモニー国家から帝国的な構造的権力へ』(名古屋大学出版会、2003年)、358頁。
    17. (共著)山本有造編『帝国の研究―原理・類型・関係』(名古屋大学出版会、2003年)、396頁。
      第7章「帝国的な構造的権力―イギリス帝国と国際秩序」執筆、257-290頁。
    18. (編著)『パクス・ブリタニカとイギリス帝国』(ミネルヴァ書房、2004年)、381頁。
      「総論 パクス・ブリタニカとイギリス帝国」、1-17頁、および第5章「自由貿易帝国主義と英領インド」執筆、153-186頁。
    編集
    1. イギリス帝国史研究会Discussion Paper第1号『ワークショップ「文明化の使命とアジア』(1997年4月)、46頁。
    2. イギリス帝国史研究会Discussion Paper第2号『「大英帝国と帝国意識」合評会』(1999年4月)、50頁。
    3. The Proceedings of the Global History Workshop Osaka, 1999: Looking Back at the 20th Century: The Role of Hegemonic State and the Transformation of the Modern World-System (Osaka University of Foreign Studies, March 2000 with Prof. Takeshi Matsuda), 141pp.
    4. South Asia in the 20th-century International Relations; Research Project: Institutions, Networks and Forces of Changes in Contemporary South Asia (The University of Tokyo, November 2000), 78pp.
    論文
    1. 「『自由貿易帝国主義時代』のインド支配-チャ-ルズ・ウッド卿のインド統治政策をめぐって」『史学研究』第161号(1983年9月)、47-68頁。
    2. 「1870年代半ばのインド統治政策―インド相ソールズベリーとインド総督ノースブルックの政治的対立を中心にしてー」『史学研究』第165号(1984年9月)、61-82 頁。
    3. 「第二次ディズレリー内閣の対外政策再考―インド政策を中心にしてー」『歴史科学』第106号(1986年10月)、28-31頁。
    4. 「1870年代末のインド政策とイギリス政党政治-第二次アフガン戦争を中心にして」『大阪外国語大学学報』第72-3号(1986年11月)、1-16頁。
    5. 「グラッドスト-ンのイギリス帝国認識-第二次ディズレリ-内閣の帝国外交政策批判を中心にして」『大阪外国語大学・英米研究』第15号(1987年2月)、261-280頁。
    6. 「インド軍海外派遣問題とイギリスの帝国外交政策-1878年ー83年-」『西洋史学』第152号(1989年3月)、38-55頁。
    7. 「『帝国主義経費論争』をめぐって」『大阪外国語大学・アジア学論叢』第2号(1992年3月)、123-141頁。
    8. “The Second Anglo-Boer War and India", Journal of Osaka University of Foreign Studies, New Series, No.8 (March 1993), pp.117-135.
    9. 「世紀転換期イギリスの社会移動をめぐってー新興富裕層による土地購入問題を中心に」『英語圏世界の総合的研究』(大阪外国語大学、1993年3月)、135-152頁。
    10. 「初等教育―ロンドン学務委員会の活動を中心にしてー」『帝国主義時代のイギリスにおける教育の総合的研究』 (平成6年度科学研究費補助金総合研究(A)研究成果報告書:代表 村岡健次)(甲南大学、1995年3月)、1-6頁。
    11. 「「国家アイデンティティ」を模索する現代イギリス社会」『大阪外国語大学・アジア太平洋論叢』第6号(1996年3月)、163-192頁。
    12. “‘Gentlemanly Capitalism', Intra-Asian Trade and Japanese Industrializationat the Turn of Last Century", Japan Forum, Vol.8, No.1 (April 1996), pp.51-65.
    13. 「「ジェントルマン資本主義論」の波紋」『イギリス研究の動向と課題』(大阪外国語大学、1997年3月)、161-178頁。
    14. 「ジェントルマン資本主義と「開かれたアジア間貿易論」-日本の工業化に対するイギリスの認識 1890~1930年代」『史学研究』第216号(1997年6月)、1-19頁。
    15. “‘Gentlemanly Capitalism,’the British Empire and the Intra-Asian trade 1890-1930s: an interpretation of Japanese industrialization,”Proceedings of the 8th Tsukuba Annual Seminar on Canadian Studies: Canada and the British Empire (Tsukuba University, 1997), pp.41-52.
    16. 「戦間期の東アジア世界におけるイギリスの「非公式帝国」」『現代中国研究』創刊号(現代中国史研究会、1997年10月)、36-44頁。
    17. 「シンガポールと「アジア太平洋圏」」科研報告書基盤研究A『「アジア・太平洋圏」文明の構築をめざしてー相互認識を 通しての共通の価値観の模索―』(代表:赤木攻、大阪外国語大学、1998年3月)、31-41頁。
    18. 「日本の情報メディアとアジア太平洋圏」(赤木攻と共同執筆)『大阪外国語大学・アジア太平洋論叢』第8号(1998年3月)、1-24頁。
    19. “International Order of Asia in the 1930s”with Naoto Kagotani. 科研報告書基盤研究A『「グローバル・ヒストリー」の構築と歴史記述の射程』(代表:松田武、大阪外国語大学、2000年3月)、25-41頁。
    20. 「関税改革とインドー「アジア間貿易」、インドの工業化をめぐるイギリスの認識」(1999年度大会共通論題報告:論題;イギリス帝国主義と世紀転換期の世界) 『西洋史研究』第29号(2000年11月)、244-254頁。
    21. 「グローバルヒストリーとアジア世界」『えくす・おりえんて』(大阪外国語大学言語社会学会)Vol.10 (2004年)、75-99頁。
    22. 「イギリス帝国と国際秩序」『歴史学研究増刊号』No.794(2004年10月)、6-15頁。
    23. 「イギリス帝国史研究と地域史の対話」『歴史科学』No.179/180合併号(2005年5月)、21-27頁。
      翻訳および解説    
    1. ピ-タ-・ケイン「イギリスの経済的帝国主義 1919-1939年:新たな解釈に向けて」 『大阪外国語大学・アジア学論叢』第4号(1994年1月)、217-231頁。
    2. P.J.ケイン、A.G.ホプキンズ著『ジェントルマン資本主義と大英帝国』(岩波書店、1994年)、189頁。 竹内幸雄氏との共訳。「訳者解説」執筆、Ⅰ―2「新帝国主義1850-1945年」翻訳。
    3. ビル・ルビンステイン「現代イギリスの貴族社会と政治への影響力」『大阪外国語大学・アジア学論叢』第5号(1995年3月)、99-116頁。
    4. P.J.ケイン、A.G.ホプキンズ著『ジェントルマン資本主義の帝国Ⅰ-創生と膨張1688~1914』 (名古屋大学出版会、1997年)、480頁。竹内幸雄氏との共訳。第Ⅲ部「広大な世界」を担当。
    5. ジェームズ・メイオール「世界の一体化とナショナリズムの将来」松田武監修『世紀の終わりにー過去に未来を探るー国際シンポジウムより』 (国際交流基金日米センター、1998年12月)、309-321頁。
    6. ステファン・アブリル「中国および「非西洋」世界の歴史研究に関する最近の研究動向」 『現代中国研究』第4号(現代中国史研究会、1999年3月)、63-87頁。 木谷名都子との共訳。
    7. パトリック・オブライエン著『帝国主義と工業化―イギリスとヨーロッパの視点から』 (ミネルヴァ書房、2000年4月)、230頁。 玉木俊明氏との共訳。「訳者解説」執筆、  第二章・パトリック・オブライエン「海外帝国がヨーロッパ人にもたらした利益と コスト」翻訳。
    8. 松田武・秋田茂編『ヘゲモニー国家と世界システム:20世紀をふりかえって』 (山川出版社、2002年4月)、336頁。「序」執筆、第二章・パトリック・オブライエ ン「パクス・ブリタニカと国際秩序1688-1914」、第四章・ブルース・カミングス「ア メリカの台頭1939-1941」、第五章・ジョバンニ・アリギ「近代世界システムの形成 と変容におけるヘゲモニー国家の役割」を翻訳。
    書評論文、研究動向紹介
    1. 新刊紹介:ジョージ・ネーデル、ペリー・カーティス編(川上肇・住田圭司・柴田敬二・橋本礼一郎訳) 『帝国主義と植民地主義』(お茶の水書房、1983年)『西洋史学報』復刊10号(1984年2月)、51-54頁。
    2. 新刊紹介:レイモンド・ウイリアムズ著(若松繁信・妹尾剛光・長谷川光昭訳)『長い革命』『史学研究』第166号(1985年1月)、71-74頁。
    3. 研究ノート:川北稔著『工業化の歴史的前提―帝国とジェントルマン』をめぐって 『史学研究』第169号(1985年9月)、広島大学西洋近代史連合読書会、66-74頁。
    4. 書評:D.K. Fieldhouse, Colonialism 1870-1945: An Introduction (London, 1983) 『第二次世界大戦とアジア社会の変容』(大阪外国語大学アジア研究会、1986年3月)、115-119頁。
    5. 新刊紹介:川北稔編『「非労働時間」の生活史―英国風ライフ・スタイルの誕生』(リブロポート、1987年) 史学研究』第177号(1987年9月)、86-88頁。
    6. 「1987年の歴史学界ー回顧と展望ー・現代イギリス」『史学雑誌』第97編5号(1988年5月)、378-382頁。
    7. 書評:村岡健次・鈴木利章・川北稔編『ジェントルマン・その周辺とイギリス近代』『西洋史学』第150号(1988年10月)、65-68頁。
    8. 紹介:シンポジウム「世界史におけるフランス革命」参加記『歴史評論』476号(1989年12月)、64-67頁。
    9. 書評:桑原完爾・井上巽・伊藤昌太編『イギリス資本主義と帝国主義世界』『西洋史研究』19号(1990年10月)、107-116頁。
    10. 書評:木村和男著『カナダ自治領の生成―英米両帝国下の植民地』(刀水書房、1989年)『土地制度史学』第130号(1991年1月)、62-64頁。
    11. 書評:木村和男著『連邦結成―カナダの試練』(日本放送出版協会、1991年) 『アメリカ・カナダ研究』(上智大学アメリカ・カナダ研究所)No.7(1991年)、101-105頁。
    12. 書評:川北稔著『民衆の大英帝国―近世イギリス社会とアメリカ移民』(岩波書店、1990年)『史林』75巻1号(1992年1月)、127-132頁。
    13. 書評:東田雅博著『大英帝国のアジア・イメージ』(ミネルヴァ書房、1996年)『英米研究』(大阪外国語大学英米学会)第23号(1999年3月)、191-195頁。
    14. 第67回全国大会共通論題〈コンファレンス・レポート〉「イギリス帝国主義とアジアー ジェントルマンリー・キャピタリズムをめぐって」湯沢威と共同執筆『社会経済史学』65-4号(1991年11月)、3-13頁。
    15. コメント:「トムリンソン教授の業績とスコットランド商人の研究」『九州国際大学経営経済論集』第8号第1巻(2001年7月)、85-98頁。
    16.       
    17. 書評:ウィリアム・ウッドラフ著『概説現代世界の歴史―1500年から現代まで』(ミネルヴァ書房、2003年)「社会経済史学」Vol.70, No.1(2004年)、125-127頁。
    18. 「2004年の歴史学界ー回顧と展望ー・現代ヨーロッパ一般」『史学雑誌』第114編5号(2005年5月)。
    共同研究の成果
    1. 『アジア現代史年表』の作成、出版(大阪外国語大学、1988-1989年)「世界」「日本」の項目および編集作業を担当。
    2. 『1940年代アジア総合年表』の作成、出版(大阪外国語大学、1992-1994年)「世界」の項目を担当。
    3. 文献解題「イギリス・社会」池田修監修、世界地域研究基本文献目録編纂委員会 (大阪外国語大学・特定研究プロジェクトチーム)編『世界を学ぶブックガイド』 (嵯峨野書院、1994年3月30日)、379頁、岡田新と共同執筆(282-84頁)。
    4. 調査報告『「アジア太平洋地域」関係機関の紹介』(大阪外国語大学・アジア太平洋研究会、1995-1998年)

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