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研究会・学術・学習情報
オーストラリア近代史演習(後期) 5、6時間目
今日は、歴史学を学ぶことの意義や英語で表現することの重要性について、主に現役の大学生へ向けて藤川隆男教授にお話ししていただきました。インタビューの様子は、下のメディアプレーヤーから動画形式でご覧になれます。
要約
歴史学は最近急激に変化しています。この大きな変化に対応するために、大阪大学西洋史研究室では新しい試みを行っています。それは、討論に重点を置いた演習です。これらの討論に日本語だけでなく英語を用いることにより、学生たちの総合的な「表現力」を育てていこうというのが狙いです。
今までの歴史学に欠けていたのは、表現力だと考えています。これは言葉に限らず、webを用いることも含まれます。歴史学は社会と関わり合いを持つことにより本当の意味を持つようになります。日本人同士に限らず、世界中の人々と関わりあっていくことが大事です。
私はITを、より多くの人と関わり合いを持つための「手段」として使っていきたいと思っています。ですから、世界中の人々がアクセスできるデータベースだとか、西洋史研究室で行われている研究を世界に発信するための技術を学生たちには学んでほしいと思っているのです。
学生たちには、一つの凝り固まった考え方を捨てて、より多くの側面から物事を考えられるような柔軟な思考力を身につけてほしいと思っています。そして、その助けとなるような授業を行っていきたいと思います。
次回予告
次回は、この授業を受けている学生さんたちに直接インタビューした動画を掲載します。お楽しみに。