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合格体験記

在学生に阪大文学部受験の体験について聞いてみました。
後期入試、社会や数学での受験など、同じ文学部でも体験は人それぞれ。

聞き手・構成=渡川和子(比較文学専修2年)

日本史で受験しました    鶴田幸那さん[日本学専修2年]

作新学院高等学校(栃木県)出身
前期日程受験

阪大文学部受験のきっかけは?

二次で数学が必須ではないところと、日本学に興味があったからです。高校生のときに読んだ小論文が面白くって、作者を調べたら阪大の文学部で教授をされていることがわかりました。それで、阪大にきたら面白い勉強ができそうだなあと思ったのがきっかけです。

二次の日本史の対策方法は?

通信教育の添削を受けていました。具体的な勉強方法としては、添削されて返ってきた答えをもう1回自分で最初から書き直していましたね。あと、学校の先生にも見てもらっていました。

日本史の勉強のコツ

もともと日本史が好きだったんですけど、テスト前には100点を目指す勢いで覚えていました。あと、歴史小説や漫画を読みながら、歴史背景を理解していました。世界史受験の友達は『ヘタリア』を読んでいたみたいでしたよ。

社会受験のメリットは?

基本的に、整理してきちんと覚えたら、合格点を取れる内容です。数学みたいに、発想力が問われるわけでもないし、問題形式も毎年変わりません。教科書と史料集を読み込んでください。通信教育の添削は詳しくってお勧めですよ!

数学で受験しました   加藤俊輔さん[哲学・思想文化学専修2年]

愛知県立岡崎北高等学校出身
前期日程受験

阪大文学部受験のきっかけは?

浪人中に、読解力向上のために本を読み始めて、哲学系の本にはまったんです。それで、大学で哲学の勉強をしたいと思って、哲学研究が有名な大学に行きたいと思って決めました。

数学受験にした理由は?

過去問を見たときに、記述式の地歴よりも数学のほうが簡単だと感じたんです。阪大の数学は、基礎がしっかりできていれば解けますし、僕自身もともと経済学部志望で、数学のほうが得意だったので。

難化した入試問題を見たときどう思いましたか?

どうしようかなって思ったんですけど、「みんなできないだろう」って開き直りました。今までの努力を思い出して、自分を信じることが大切です。結果的に、数学が一番いい点数でした。

数学の勉強のコツ

数学に関しては、記述問題ができればセンター試験もできるんです。コツとしてはとりあえず「書く」っていうのが大切です。塾で使われていたテキストの問題文を見た瞬間に解答が全て記述できるくらいまで何回も解きましたね。基礎から応用まで一通り載っている問題集を何回も繰り返すことが一番良い方法だと思います。

数学受験しようと思っている学生に一言!

僕は数学受験をお勧めします。理由は、単純に楽だと思うからです。文系の数学はある程度暗記なので、決まったパターンを覚えればあとは解き方は一緒なんです。だから、地歴と比べて暗記量が少ない分、負担が少ないと思いますよ。

小論文で受験しました     佐々井明里さん[日本語学専修2年]

京都市立堀川高等学校出身
後期日程受験

後期試験の対策はどのようにされましたか?

過去問を解いて学校の先生に添削してもらいました。阪大の後期の小論文って他の大学と違って、自由に述べさせる面白い内容なんです。例えば、「文学部の存在意義は?」とか「衣服とその人らしさについて」とか。賛成か反対か述べるタイプじゃないから、効果的な対策本があまりありません。でも、現代社会のテーマとか、用語を頭に入れておくと役に立つかもしれません。

前期試験が終わってから後期試験に向けてどのようにモチベーションを保ちましたか?

一人で勉強すると不安になってしまうので、学校に行って友達と勉強していました。友達とのおしゃべりが気分転換になるし、みんなが勉強している姿を見て、私もがんばろう!って思えました。

前日に東日本大震災があり、大変な状況下での受験だったと思うのですが…。

私自身は、受験地が関西だったから実質的に影響は受けなかったんですけど、仙台空港で被災した友達とか、後期試験がなくなった友達とかいました。3月11日は、私にとって忘れられない1日ですね。前期試験に落ちた次の日でもあるし、後期試験の前の日でもあるし、さらに地震が起こって…。
後日ですけど、生存者名簿を見て、「(家族の名前が)なかったです」って辛そうな顔で答えている人を見て、前期試験で自分の受験番号がなかったことなんてたいしたことなかったなあって思いました。

阪大を受験しようと思っている学生に一言!

阪大の後期試験は、すごく面白いです。いわゆる小論文ってわけじゃなくて、お題について答える、みたいな(笑)。とにかく、楽しんで書いてください!

『大阪大学文学部紹介2013-2014』からの抜粋。学年・所属は取材(2012年10月)当時。