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中国哲学

諸子百家に代表される中国の思想は、世界と人間に対する深い洞察にあふれ、わが国を含む東アジアの文化形成にも大きな影響を与えてきました。

本専修では、そんな中国の思想形成を考える上で重要な儒家・道家・法家・兵家などについて学びます。また、これらの伝統的な典籍に加え、近年次々と発見されている新資料を活用して、通説の見直しを進めていきます。

さらに、本専修では、大阪大学文学部の源流として知られる江戸期の学問所「懐徳堂」について取り上げます。附属図書館に収蔵された懐徳堂関連の貴重資料に触れながら、実証的に日本漢学や、その基盤となった朱子学を学ぶことができます。

じつは身近であるにもかかわらず、あまり知られていない中国思想について、ここでじっくりと考えてみませんか。

教員紹介

教授 湯浅邦弘 講師 辛賢

教授 湯浅邦弘

ゆあさ くにひろ
中国思想史/日本漢学
中国新出土文献の研究、諸子百家の研究、懐徳堂研究。                                                               
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メッセージ
 元号は中国の古典から取られるのが通例だ。「令和」は『万葉集』が出典だとされるが、その典拠は『文選』に求められる。西暦表記もわかりやすくてよいという意見もあろう。ただ、元号には、そこに込める期待や願いや祈りがあり、また過去を振り返るとき、鮮明なイメージを呼び戻してくれるという意義がある。それが漢字の力であろう。漢字が表すのは音だけではない。漢字によって構成された中国古典を読むということは、人間の営みの総体を知る作業に他ならない。

2019年 8月更新

講師 辛賢

しん ひょん
経学思想史/易学哲学史
儒教経典が各時代にどのように解釈され、受け継がれていったのか、その経学史・哲学史を探る。  
メッセージ
 近代以降、西洋の学術と文化の流入により、私たちはそれまでの儒教の権威の枠組みから自由な価値判断ができるようになりました。しかし、これはそれまで長い間培われてきた儒教の伝統から脱却したことを意味するものではありません。むしろ、20世紀以降、西洋の新しい価値観の流入は、受ける側の伝統的思想の上に変容をもたらし、全く新しいものを生み出すことさえありうるからです。今日の我々において中国古典研究の持つ意味は何か、この問題について考えていきたいと思います。

2018年 8月更新

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