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博士学位申請論文の評価基準

 

  1. 博士学位申請論文(以下、学位申請論文という)は申請者自身の単著であることを原則とし、立的ないし主体的に取り組んだ研究の成果で、かつ高い独創性を有するものでなければならない。
    その内容については、過去に公表された本人以外の論文ないし研究発表の独自性やアイディアを侵害する箇所を含んではならない。

  2. 学位申請論文は、十分な学術的価値を有する必要がある。学術的価値とは、未知の事象・事物の発見、新しい分析方法や理論の構築・展開、新しい学問的解釈や概念の提出など、人類の「知」の地平を拡大させるような貢献をなすものを指す。

  3. 学位申請論文は、日本語または各専門分野で指定した言語により執筆するものとし、題目は本文と同じ言語とする。本文には、研究の背景や目的、先行研究ないし関連研究の状況、論文の中核をなす研究内容の位置づけないし意義、さらに結論と要旨が、適切な章立てにより含まれるものとする。

  4. 博士の学位を受ける者は、当該分野に関する十分で広範な知識を有し、独立した研究者として研究を遂行できる学力と、研究成果を外部に発表できる能力を有する必要がある。

  5. 学位申請論文の分量は、課程博士の場合は四百字詰原稿用紙300枚程度を基準とするが、論文博士の場合はそれ以上とし、上限は設けない。

  6. 学位申請論文の審査に当たっては、以下のような評価項目が想定される。ただし、どの項目を重視するか、さらにどのような項目を追加するかなどは、審査委員会に一任される。
    (1)テーマの選択、ならびにそのテーマに即した研究方法の選択が、先行研究を着実に踏まえて行われており、学界において一定の評価が得られるものである。
    (2)選択したテーマと研究方法に従ってデータ・資史料などを的確に収集・処理している。
    (3)研究資料である文献(原典史料・文学作品など)の読解が正確であり、分析・解釈が的確である。
    (4)研究資料である文物(美術・音楽・考古資料など)ないし言語データの分析・解釈が的確である。
    (5)新しい資史料や言語事実の発見・利用など、独創的な内容を有している。
    (6)既存の研究に独自の知見を加えたり、着眼点の斬新さや分析の切り口の面白さを有している。
    (7)論理的に一貫した構成と内容を有し、表現力も確かで、全体的によくまとまっている。  

  7. 学位申請論文は、前項の評価項目に照らし合わせ、全体として高い水準にあると客観的に認められる成果、具体的にはレフェリー制度のある学術誌掲載論文2本以上に値する成果を含むことを基準とする。

  8. 学位の国際的な通用性・信頼性と、学位審査に係る透明性・客観性を確保するため、他大学ないし他研究科ないし他専門分野の委員を積極的に登用し,その上で「公開の口頭試問」(本研究科内規)ないし「発表会」(本学学位規定)を行うこととする。

  9. 学位申請者と指導教員もしくは関係教員との間で学位論文の取り扱いをめぐって問題が生じた場合には、学位申請者は教育支援室にある「学習相談」窓口などを利用することができる。

  10. 本内規を外部に周知徹底させるために、必要な条項を『学生便覧』に掲載するとともに、文学研究科のホームページなどで公開することとする。