パーソナルツール

現在位置: ホーム / 学部・大学院 / 学部専修紹介 / 美術史学

美術史学

美術史学専修では、絵画、彫刻、工芸はもとより、写真や映像、建築や庭園など、あらゆる「イメージ」を研究対象としています。作品の様式や意味についての研究、制作の背景や受容の歴史を考える研究など、その手法はさまざまです。ただし、特定の思想や先入観にひきずられることなく、あくまで作品の的確な観察に基づいた実証的研究をめざしています。

美術史学専修は、日本・東洋美術史と西洋美術史の二つの専門分野に分かれています。教授、准教授あわせて5名の専任スタッフに加え、総合学術博物館の教授1名が芸術史講座のスタッフを兼任し、6名が幅広い授業を開講しています。日本の大学では、最も充実した体制を持つ美術史研究室の一つです。

隣接の美学・文芸学、音楽学・演劇学専修、あるいは歴史や文学など他分野との連携や、海外の研究者との交流も積極的に行っています。近年はコンピューターによる画像データベースの作成、画像処理などにも力を入れています。

教員紹介

教授 圀府寺司 教授 橋爪節也教授 藤岡穣教授 岡田裕成

准教授 桑木野幸司准教授 門脇むつみ

教授 圀府寺司

こうでら つかさ
近現代美術史
ファン・ゴッホ研究、アート・マーケット研究、近代美術史とユダヤなど。                  
p_koudera2018 .jpg
メッセージ
 近現代の絵画、彫刻、デザイン、建築、メディア・アート等を担当します。学生には基本的に最も好きな、関心のあるテーマを研究してもらいます。その中で、自分自身の眼で作品を評価し、確実な情報を選別しながら思考、発見し、新しい知見を後世の人々が生か
せる形で記述するスキルをしっかり身につけてもらいます。大学院に進んで研究職や美術館学芸員などの専門職を希望する人には、希望実現のための専門的プログラムを学部段階から相談しながら決めていきます。

2018年 8月更新

教授 橋爪節也

はしづめ せつや
日本近世近代絵画史
文人画ならびに大阪を中心とする近世近代絵画史。            
p_hashizume
メッセージ
 昨年も阪大博物館での「中村貞夫展」をはじめ、大阪くらしの今昔館での「大大阪モダニズム展」、「なにわの企業が集めた絵画の物語」展などの企画に関係し、大半を展覧会にかかわって過ごした。一方、韓国中央博物館などで木村蒹葭堂の調査も行っている。美術研究の第一は自分の眼で作品の価値を見抜く力の育成である。博物館ではミュゼオロジーの研究と実践も進めており、美術館博物館との連携も重視し、ダイナミックに美術の世界を体感してほしい。

2019年 8月更新

教授 藤岡穣

ふじおか ゆたか
東洋美術史/仏教美術史
彫刻を中心とした東アジアの仏教美術に関する研究
蛍光X線分析、AIによる画像解析などの新手法を駆使。
p_fujioka2017
メッセージ
 運慶、快慶が活躍した鎌倉時代の仏像の研究に始まり、その後、時代は飛鳥時代まで遡り、地域は朝鮮半島から中国、東南アジアへと関心を広げて研究を行ってきました。近年は東アジアの金銅仏について、科学的な分析を踏まえ、技法、様式から制作地や時代を再検討する研究を進めており、さらに新たに人工知能による仏像の顔の画像分析にも取り組んでいます。美術史としての仏像研究は、仏像を通して人と信仰、そして芸術と技術の歴史を探ることを目的としています。

2019年 8月更新

教授 岡田裕成

おかだ ひろしげ
西洋美術史
初期近代スペイン・ラテンアメリカ美術。植民地主義の下での図像文化の産出と受容、移動と変容。
p_okadahiro

教員個人HPへ

メッセージ
 美術史というと、高尚な「名作」のみを論じる学問と思われがちですが、今は対象の領域も、扱う地域も大きく広がりつつあります。イメージに込められた多様なメッセージを読み解く知的な関心、その表現の質を見定めるすぐれた感覚、そして、作品が生みだされ受容された場に乗り込んでゆく行動力と、多様な力を求められる美術史の研究ですが、それだけにやりがいのあるものだと思います。どうでしょう、あなたもチャレンジしてみては?

2018年 8月更新

准教授 桑木野幸司

くわきの こうじ
西洋美術・建築・庭園史/ルネサンス思想・文学史
イタリアを中心とする初期近代西欧における、空間とイメージとテクストの創造的関係について。         
p_kuwakino2019.jpg
メッセージ
 もともと工学部の建築学科で学んでいたのですが、美しい建物や庭園を見ているうちに、なぜそのような造形が生まれてきたのか、その歴史的経緯に関心が移り、気がつけば文学部に。文・理の壁にこだわらず、空間や視覚芸術の問題を、思想史や文学、メディア論と結び付ける柔軟な視点で、研究を行ってきました。コンピューターやCGがなかった時代に生きた人々が、圧倒的な視覚的想像力を持っていたことに驚く毎日です。イメージを制するものが世界を制する!

2019年 7月更新

准教授 門脇むつみ

かどわき むつみ
日本美術史                             
近世の絵画を中心とする美術作品                                                                   
p_kadowaki201907.jpg
メッセージ
  美術史学の楽しさは、魅力的な造形の芸術性を把握・分析すること、そして作品を生み出した社会の状況や特定の集団の思想などに作品を通じて向き合うことにあります。時代の空気や人々の思いがいかに視覚化され、そのために画家はどのような表現を用いているか。巨大画家集団である狩野派の組織と社交・伊藤若冲と禅宗との関係・奇妙な図柄の肖像画を取り巻く人間模様などを扱い、美術作品と人間・社会との関わりを考えています。

2019年 7月更新

学部専修紹介一覧に戻る