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インド哲学

インド哲学専修では、仏教も含めた古典インドの様々な思想や宗教の研究を行います。具体的には、主としてサンスクリット語(梵語)やそれから発展した言語(パーリ語など)で書かれた文献の解読が研究の中心となります。サンスクリット語は、初心者には難解に見えますが、内実はとても明晰な言語であり、批判的・論理的思考の訓練には格好です。したがって、この言語を用いるインド哲学も実に「道理にかなった」世界で、現代社会が求める、課題を自ら見つけ、それを解決する能力も研かれます。仏典を原文で読むことで、インドの仏教が現在の日本の仏教と如何に異なっていたかが理解できます。語学(サンスクリット語以外に、辞書や文法書、研究書を利用するのに諸現代語:重要性の順から独・英・仏語が必要)をはじめとする訓練を根気強く積むことが必要ですが、難問を解決することが好きなチャレンジ精神に富むものには飛躍の舞台となることでしょう。

教員紹介

教授 榎本文雄 准教授 堂山英次郎

教授 榎本文雄

えのもと ふみお
インド学/インド仏教
ブッダを中心とした初期インド仏教の文献や思想を、当時のインドの言語や思想全体の視点から研究する。
p_enomoto
メッセージ
 世界には、仏教・キリスト教・イスラム教をはじめさまざまな宗教が存在する。これらの諸宗教は、人々を苦しみから救済し、幸福に導いてくれるものとして、長く信仰されてきた。しかし、例えば、現代世界の内乱や戦争の要因は往々にして宗教間や宗派間の対立であり、世界の歴史を顧みても同様である。果たして、宗教は本当に人々を幸福にしてきたのか?宗教が人類に与えた功罪をめぐり、仏教を中心とした、インドで誕生した宗教に焦点を当て、原典に基づいた研究をしてみませんか?

2017年 8月更新

准教授 堂山英次郎

どうやま えいじろう
インド学(ヴェーダ文献研究)/インド・イラン学/歴史言語学
姉妹言語である古インド語と古イラン語諸文献に基づく歴史言語研究、およびそれらの神話・思想の研究。
p_douyama
メッセージ
 「鷲が二羽、一つのくびきに連れ合って、同じ木を取り囲んでいる。その一方はピッパラ(インド菩提樹)の甘い実を食べているが、もう一方は食べることなく、じっと眺めている」―インド最古の聖典『リグヴェーダ』の一節です。何を意味するのでしょう? 答えは幾つあってもいいのです。古文献の解読は学問的な答えを求めるだけでなく、読む者の内面を豊かにする作業でもあります。イン哲の甘い実を食べるのか、それともただ眺めるだけなのか、それはあなた次第です!

2017年 8月更新 写真撮影:近松由望

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