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日本史学

1854年、ペリー率いる黒船の威力に屈して日米和親条約を結び鎖国は終わった―よく知られた事柄ですが、だからといって自明ではありません。この事実を証明するためには、数多くの史料を発掘し、さまざまな手続きを経ることが必要です。また、そもそも日米和親条約の締結により開国したと理解してよいのでしょうか。広く東アジアの中に位置付けてみると、事柄の違った側面が見えてくるかも知れません。

皆さんは、これまで専ら他人が書いたものによって歴史を学んできた筈です。大学では、自ら課題を設定し史料を集め、自らの方法によって独自の結論を得ることが求められます。本専修では、このような能力を身につけるため、各時代の演習・講義が用意されています。皆さんは、それらによって基礎的能力を身につけた上で、最終的には卒論という形で自己の見解を提出することになります。

研究室では、院生・学生が絶えず議論をたたかわせています。春と秋には恒例の研究室旅行があります。色々な場を通して、大いに自分を磨いてください。

教員紹介

教授 村田路人 教授 飯塚一幸教授 川合康

准教授 市大樹 准教授 野村玄

教授 村田路人

むらた みちひと
日本近世史
近世における幕藩領主支配の研究。                                                                                              
p_murata
メッセージ
 歴史学に限らず、どの学問分野においても、同じ視角からばかり研究していると、そのうち行き詰まってしまいます。逆に、もうやり尽くされたと思われているテーマでも、これまでとは違った視点から見直してみると、まだまだやれる余地があることに気づきます。幕藩領主支配を例にとれば、政策内容だけでなく、支配の実現メカニズムという視点を用いると、全く新しい近世支配像が浮かび上がってきます。「視点を変える」―これが最も大切なことだと思っています。

2017年 8月更新

教授 飯塚一幸

いいづか かずゆき
日本近代史
近代化による地域社会の変容を検討することで、伝統と近代の問題を考えている。                        
p_iizuka
メッセージ
 近年、日本近代史に限らず、史料へのアクセスは飛躍的に改善されてきました。史料の森への旅は、その気さえあれば格段に容易になりつつあります。けれども膨大な史料の中からテーマを発見し問題をつかみ出すことはむずかしい。歴史学を学ぶものとしてのセンスを問われるのもそこです。新しい発想で史料と格闘し、問題を徹底的に考え抜く気迫を持った若い世代に登場してほしい。我々も「昭和の老人」扱いされぬよう自戒しつつ、皆さんを待っています。

2017年 8月更新

教授 川合康

かわい やすし
日本中世史
鎌倉幕府論、中世武士論、鎌倉街道の研究、『平家物語』の歴史学的研究              
p_kawai2016
メッセージ
 子供の頃から戦国時代に興味を持っていたため、文学部史学科に進み、日本中世史を専攻しました。卒業論文では、治承・寿永内乱期(いわゆる源平内乱)に、鎌倉武士が地域社会に入り込んでくる具体的様相を検討し、通説的な地頭成立論を批判しました。現在は、学生の皆さんと西国街道などを歩きながら、北摂の視点から平家権力論や鎌倉時代の公武政権論を考えようとしています。地域社会の視点から歴史を解く面白みを、皆さんとともに体験したいと思っています。

2017年 8月更新

准教授 市大樹

いち ひろき
日本古代史
交通史から勉強を始め、その後、木簡、都城制、飛鳥時代政治史へと少しずつ関心を広げています。
p_ichi
メッセージ
 かつて「頭脳の古代、ロマンの中世、体力の近世・近代」という俗諺があったそうです。古代史の史料は限られており、先行研究も膨大にあるため、よほど頭が良くないと何も新しいことが言えない、というわけです。しかし、地中には木簡などの文字資料が無尽蔵に眠っています(現時点で約40万点が出土)。遺跡も多くのことを語りかけてくれます。また、東部ユーラシアに目を向けることで、多くのヒントも得られます。好きだという強い気持ちがあれば、何ら恐れる必要はありません。ちなみに私は体力勝負です。

2017年 8月更新

准教授 野村玄

のむら げん
日本近世史
日本近世の体制の存続・終焉の要因について、将軍・天皇の問題意識のズレに注目し、考察中。
p_nomura2017
メッセージ
  2020年の東京五輪・パラリンピック開催が注目されているが、2017年は日本国憲法施行70年、2018年が江戸開城150年であることにお気づきだろうか。いっぽう江戸時代はというと、家康の将軍任官(1603年)から江戸開城(1868年)までとして、265年も続いた。明治から今日まで随分経ったようだが、実は江戸時代の半分強しか経ておらず、江戸時代と肩を並べるにはあと110年余…。そもそも私たちの世界は、あと110年もつのか。謙虚に、地に足をつけ、思考しよう。

2017年 8月更新

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