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倫理学

倫理学は、人が社会のなかで他者とともに生き、話し、行動することの意味について考える哲学の一分野です。扱われるテーマも、生命と共同体、自己と他者、科学技術、暴力、正義、感情、性、コミュニケーションなど多岐にわたります。

こうしたテーマに取り組むには、近代西洋・日本の倫理学思想史、社会哲学、文化理論の文献研究を媒介にして、読む力・考える力を身につけ、さらに実際に人やものと向かい合い、そこで問題となっていることを感じる力、異領域の学問と対話する力を養うことが大切です。

自分でじっくりと思考を深めると同時に、人々と言葉を交わしながら共同して思考を紡ぎだす。こうした倫理学専修の教育プログラムは、大学院での臨床哲学にも連結されています。大学院生とともに、対話力を育成するプログラムや、科学技術、生命、身体、教育、環境などのより具体的な問題について、調査、ワークショップ、研究会を計画・実行してみましょう。

教員紹介

教授 堀江剛准教授 本間直樹 講師 小西真理子

教授 堀江 剛

ほりえ つよし
臨床哲学/倫理学
近代西洋哲学(特にスピノザ)、社会システム理論、 対話の哲学(特にソクラティク・ダイアローグ)                                         
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メッセージ
  近・現代の社会をどのように捉えていけばよいのかについて、システム理論のコミュニケーション概念を基軸に考え続けています。その中には「倫理」も含まれ ますが、人々が「関係し合う様々な形」という意味での、より幅広い社会の現象を問題にすることが大切だと考えます。また、最近は「組織」というものに興味 を持っていて、組織と哲学を結びつける臨床哲学の可能性を探ってみたいと思っています。

2017年 8月更新

准教授 本間直樹

ほんま なおき
臨床哲学
哲学プラクティス、こどもの哲学、研究フェミニズム哲学、対話に関する実践と研究       
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メッセージ
 倫理学は行為・活動・社会を問い、大学院の臨床哲学にも密接に結びついています。〈問う〉ためには、文章を読んで頭をひねるだけでなく、身も心も空にしたり、全身をフル活用したりすることも大切です。じっと見る、耳を傾ける、誰かや何かとのつながりを感じることも、〈問う〉ことの始まりです。私は、訪問する/感じる/対話する/記録する/表現する/協働する/遊ぶ、の七つの技芸を基本として、授業や学内外での諸活動を組み立てています。

2017年 8月更新

講師 小西真理子

こにし まりこ
臨床哲学/倫理学                           
依存と嗜癖をめぐる現代の諸問題/ケアの倫理             
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メッセージ
  日常を過ごすなかで、(他者や自己の)言葉にならない「苦しみ」や「想い」に出会うことがあると思います。倫理学・臨床哲学の営みは、それに一定の言葉を与え、「この苦しみ/想いは一体何なのか」「それはどのようなことを訴えているのか」「何が必要とされているのか」などに対する答えの一つを、これまでとは別の仕方で導く手助けをしてくれます。「言葉なき声」に耳を傾け、それをあえて学術的に言語化することでこそ見えてくるものについて考えていきたいです。

2018年 6月更新

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