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哲学・思想文化学

講義室でのゼミの様子哲学は諸学の基礎の基礎に位置する学問です。たとえば、何かが「存在する」とはどういうことか。「意味する」とはどういうことか。意見が違うのに、違うということだけは一緒に確認できてしまうのはなぜか。根拠付けができたためしがないのに、なぜ現実は崩壊せず歴史は終わらないのか。そして、こんなことを問うているのは、心なのか脳なのか何なのか。哲学はこうした問題に取り組んできました。あまりに基礎的なので、現在でもこれに代わる分野は他にありません。

私たちの専修では、西洋の近世から現代までの哲学思想の研究と教授を行っています。教員紹介からわかるように、スタッフは全員古典と現代哲学思想の両方に通じ、専門領域をあわせるとドイツ系、フランス系、英米系のすべてをカバーしています。私たちは「なぜ」という疑問をとことん考えるための手ほどきと時間を提供し、助けます。

教員紹介

教授 入江幸男 教授 須藤訓任教授 舟場保之教授 望月太郎

准教授 中村征樹

教授 入江幸男

いりえ ゆきお
分析哲学/言語哲学/認識論/ドイツ観念論研究
問いと答えの関係の分析と、問答の観点から意味論、認識論、社会哲学、文化哲学を考えること。
p_irie2016
メッセージ

 私たちの心とは何でしょうか。それは脳とどう関係しているのでしょうか。もし心が、自然科学で解明される脳の働きだとすると、意志の自由は幻想なのでしょうか。もし意志の自由が幻想だとすると、道徳や法律をどう考えればよいのでしょうか。脳研究とAI 研究の急速な発展によって、これが私たちの時代の緊急の課題になっています。私たちは文明史的な転換点にいると思います。これを考えるのが、現代哲学の重要な仕事の一つです。一緒に考えてみませんか。


2017年 8月更新

教授 須藤 訓任

すとう のりひで
西洋近代/現代哲学
西洋近代/現代哲学。特にニーチェおよびその衣鉢を継ぐ現代思想の研究。                                 
p_sutou
メッセージ
 ご存知のように「哲学」という語は「知恵への愛」を意味するヨーロッパ語に由来します。なぜ、「知恵」そのものではなく「愛」なのでしょうか。それは哲学が何より、問うことの営みだからです。「なぜものはあるのか」、「生きる意味とは何か」という哲学本来の大問題から、「どうしてあくびは伝染するのか」、「人の視線を感じるのはなぜか」といった日常のさりげない疑問まで、ありとあらゆる問が哲学のテーマとなります。人生の光景を一変させる問の発見へ─ 一緒に哲学しませんか。

2017年 8月更新 写真撮影:近松由望

教授 舟場保之

ふなば やすゆき
ドイツの近代/現代哲学
18世紀ドイツの哲学者カントおよび現代ドイツの哲学、特にハーバーマスらの研究。                     
p_funaba
メッセージ
  現在、啓蒙主義や原理原則主義の評判はあまり芳しくありませんが、しかしこれらがいまだかつて徹底されたことのない言説空間においては、その有効性はなお 疑う余地がありません。200年以上も前に生きた哲学者カントの考えを全面的に受け入れるなどというナンセンスなことはせず、カント哲学を手掛かりにしつ つ、カント的スタイルを継承するハーバーマスらを参照点として、普遍主義的かつ批判的に思考してゆきたいと考えています。

2017年 8月更新

教授 望月太郎

もちづき たろう
西洋近世哲学/哲学実践
発展途上国における教育開発のための哲学実践についての研究と実践。           
p_mochizuki2016
メッセージ
 大阪大学ASEANセンター長としてバンコクで3年間の駐在を終えて、4月初めに帰任したところです。駐在中も暇を見つけてはカンボジアの大学生と一緒にプノンペンの街で哲学カフェを開いたりしながら、哲学が発展途上国の教育開発のためにどのように役立つか、現地の学生や教員と共同で考え、応用を試みてきました。講義で内容を紹介しますので、将来、国際機関やNGOで働きたい人は授業に参加してください。また、今後は、東南アジア諸国における哲学のアイデンティティは何かを追究したいと思っています。

2017年 8月更新

准教授 中村征樹

なかむら まさき
科学技術社会論/科学技術史/科学技術コミュニケーション
科学技術をめぐる倫理的・社会的問題についての研究。市民の科学技術との付き合い方に関する研究。
p_nakamura
メッセージ
 現代社会について考えるにあたって、科学技術をめぐる問題を無視することはできません。東日本大震災は、科学技術のあり方についてさまざまな問題を提起しました。先端医療や生命科学における研究の進展は、「生きること」や「人であること」の理解にも大きく影響を与えるようになっています。それらの問題について、科学者や技術者だけではなく、文系の研究者、行政、企業、市民などさまざまな人々が一緒になって考えていくにはどうすればいいかについて研究しています。

2017年 8月更新

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