音楽学も演劇学もともに我が国の総合大学の中に位置づけられているという点で数少ない存在です。ともに音楽文化、演劇文化全般を広く扱い、いわゆる「クラシック」音楽や民族音楽から日本古典音楽、ポップ・ミュージックまで、また西欧演劇や日本古典演劇からミュージカルやバレエまで、それらを広く表演芸術(パフォーミング・アーツ)としてとらえて、音楽史演劇史的にはもちろん、人類学や社会学また美学や文学などの隣接諸科学との関係の中で研究を進めています。ここには多くの大学院生が所属しており、それぞれの専門領域の研究に熱心に取り組んでいます。専門領域や知的背景を異にする多くの院生たちは、日々の講義や演習を通して互いに刺激しあい、学会での口頭発表や論文執筆をする一方で、それぞれにコンサートや演劇上演など実際に関わる機会も少なくなく、研究の社会的広がりを常に念頭において活動しています。