○概要
- 人文学研究科人文学専攻では、令和8年(2026年)4月に「実践人文学プログラム」を博士前期課程に創設します。
- 伝統的な学術的作法に基づいて専門分野の知見を探求するアカデミックな研究者像にとらわれず、人文学の複数の分野にわたる知識の習得や独自な観点からの研究を通じて得られた知見を積極的に社会に還元する人材の育成をめざすプログラムです。
- 通常プログラムとは異なり、入学者判定において研究計画の具体性と独自性を問う「研究プロポーザル」を重視します。また、修士論文に代えて幅広い内容と形式を許容する「修了研究」を課します。
○次のような方々の入学を歓迎します
- 人文学に関する幅広い教養を身につけ、専門研究にとらわれない自由な研究課題(創作を含む)に取り組み、修士号取得後は大学以外の場で活躍することを積極的に望む方。
- 一般学生、外国人留学生のほか、職業経験を活かした実践的な研究をめざす社会人、企業人、中学校・高校などの教員、定年退職者の方。
○「修了研究」
- 修了要件の一部として、修士論文に代えて、幅広い内容と形式を許容する「修了研究」を課します。修了研究は高度な学術的方法に基づいた論文ではなく、実践的・応用的な内容の成果物とします(紙媒体に限らない)。字数・形態などについては、専門分野ごとに定めます。
*各専門分野の修了研究例はこちら☞
- 本プログラム履修生は、各専門分野の研究室に所属し、指導教員から適宜研究上の助言を受けます。
- 修了予定者には修了研究の内容に関する口頭発表を課します。この発表会は公開方式にて実施する予定です。
- 人文学的な知見を広く社会に活用することを学ぶ「人文学実務研究」ならびに「人文学インターンシップ」の履修を推奨します。
○入学試験
※ 赤字は2024年6月21日公表「実践人文学プログラム(仮称)について」からの変更点
※※入学試験の概要については「人文学研究科人文学専攻博士前期課程実践人文学プログラム特別選抜について」を確認のこと
- 定員は若干名。
- 令和8年4月に本プログラムへの入学を希望する場合は、令和8年1月末に実施される入学試験(人文学研究科人文学専攻博士前期課程実践人文学プログラム特別選抜)に合格する必要があります。本入学試験の募集要項は令和7年6月(下旬頃)に公開予定です。
- 入試は、出願書類(研究プロポーザル等)と口頭試験により行います。
- 入学後の通常プログラムへの変更は認めません。
- 本プログラムの受験を希望する方は、事前に専門分野教員と研究計画について相談する機会をもつことを強く推奨します(そのための一つの機会として、大学院説明会を開催します。詳細は「大阪大学大学院人文学研究科人文学専攻」ウェブサイトをご覧ください)。
○その他
- 本プログラム修了者には、学位「修士(文学)」または「修士(学術)」が授与されます。
- 本プログラムの受験を希望する場合は、事前に専門分野教員と研究計画について相談する機会をもつことを強く推奨します。
面談申込み、問合せ先はこちら☞
- ※ 2024年6月21日公表の「実践人文学プログラム」(仮称)についての内容からの変更点(入学試験について)
変更前 | ⇒ | 変更後 |
・令和8年4月に本プログラムへの入学を希望する場合は、令和7年9月(予定)に実施される入学試験に合格する必要があります。 |
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・令和8年4月に本プログラムへの入学を希望する場合は、令和8年1月末に実施される入学試験(人文学研究科人文学専攻博士前期課程実践人文学プログラム特別選抜)に合格する必要があります。 |
・入試は、研究プロポーザルと面接により行い、専門分野によっては、外国語筆記あるいは分野に不可欠な基礎学力の試験を追加します。 |
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・入試は、出願書類(研究プロポーザル等)と口頭試験により行います。 |